5月8日 雲りときどき晴れ。雲の切れ間から陽がさしかなり暑い。
今回の目的地は茨城県。以前茂木の温泉に行った時チラっと見た自販機コーナーが気になって
わざわざ茨城県の国道123号を目指し出発。
今回はSERAで初めて高速道路に乗った。三郷から常磐道を使っていった。
この車は100km/hまでしか出さなかったが、今回は140km/hまで引っ張ってみた(スピード違反)。
このまま水戸まで突っ走ろうかと思ったけど、自販機調査と高速料金節約を兼ねて
土浦北で降りて、そこからは水戸街道。しかし混んでいるようなのでちょっと遠回りだけど、
国道355号を通って行くことにした。そして石岡市に入ったら早速自販機がありそうなゲーセン発見。
でもただのゲーセンだった。ここは茨城、群馬ほど簡単に自販機コーナーは見つからない。

結局道を間違えて水戸の駅前に出てしまい、だいぶ遠回りをして目指した国道123号に入った。
前来た時は夜だったので何もないように見えたが、昼間は結構色々な店が見える。
確か自販機コーナーは何もない所に突然現れたような感じ…こんなはずじゃ、と思いながら進むと
だんだん緑が増えていき、しまいには何もなくなった。でも自販機はまだ現れない。
茨城県最後の御前山村に入ったところで、自販機コーナー発見。

着いた自販機コーナーの名前は無人島。どこからそんなネーミングが出たのか。
置いてあるのは、そば・うどんとバーガーとトースト、ごく標準的な自販機コーナーだった。
新発見はなかったので、とりあえずバーガーを買ってみると最高に湿ってて今まで見た自販機バーガーの中でも
不味そうランキングトップをゲット!味もかなりイマイチ、さすが茨城だ。

そしてしばらく進んでいくと、対向車線には車に引かれて血だらけのケモノが。見てはいけないモノを見てしまった。
原形をとどめてなかったのでどんな動物だか分からない。ここら辺は野生の動物が飛び出してくるようだ。
そして再び自販機コーナー発見。こちらはほとんどジュースの自販機だった。ううん、残念。
2kmほど行くともう栃木県。さすがに栃木側には何もなさそうなので引き返す。
しばらく行くと、前に何も止まってないのにどの車のみんな対行車線へ避ける。
何だろ?と思ったらさっき見た動物の死体だった。動物はひき逃げされても、
犯人を調べてくれることはないだろうからなぁ。ううん、かわいそうだ。

そして今度は国道293号線の調査。これは調べがいがあると思ったらあっという間に栃木県へ入ってしまった。
茨城側も何もないが、栃木側は更に何もない。そのまままっすぐ進むと那須へ行くらしい。
ちょっと行ってみたいなぁと思いながらも、「ダメダメ、今日は自販機調査だ」と言い聞かせて、
再び茨城を目指して走る。しかし栃木の県道は表示はあるものの、道幅が狭すぎる。
安全な道を選んでるはずなのに、中央線が引いてある道路がほとんどない。
国道400号はガッタガッタだし461号も県道の延長みたいな道路だし、茨城県大子町に入ってようやく通り易くなった。
もう夜だし、また例のごとく温泉につかってゆっくりしようということで入ったのが森林の温泉。
森の中にあって、露天風呂からは周辺の森がよく見える。客も少なかったけど、
ここの風呂は広々としていてとても気持ちいい。温度も適度に熱くて、長湯したくなるタイプの温泉だ。
ゆったりできるので、結局1時間くらい入っていた。そしてここのおみやげコーナーがかなり充実していて奥久慈みやげがたくさん売っている。
とりあえず温泉に入って暑かったのでまずは冷たい物を、ってことでいきなりわさびジェラード(アイス)を発見。
休憩室もかなり広くて、食べるスペースもたくさんあった。

帰りは国道118号で水戸を目指し出発。水戸まで54km(遠い)。自販機の1コや2コあるだろうと期待したが何もナシ。
仕方ない、以前見つけたコインスナックL50で固形燃料弁当でも食うか、と
国道50号を走っていると、新しい自販機コーナー(ドライブイン)発見。この間気が付かなかったのかぁ。
中にはニッポンハムの自販機とかある。そういえば、ここは山田屋を作る前、いろいろ調査している時に行ったことある
自販機コーナーだ!。こんな所にあったのか〜会えてよかったぁ、早速ニッポンハムの自販機で弁当を買う。

帰りもちょっと面白いルートを通りたいな、ってことで笠間からつくばへ抜ける県道を通って帰ることにした。
笠間を抜ける時に道祖神峠というちょっとした峠を通る。対向車線にガラの悪そうな車が増えてきたな
と思ったら自分の後ろにもローリングらしい車が。危ないからどんどん先に行かせた。
さすが夜になるとグルグル回りたいヤツがたくさんいるなぁ。というか、そういう車以外はこんな道通らないか。
今度は筑波山を越えなきゃいけないけど、ローリング族がいそうだからやめようかなぁ
と思ったらどこも道が真っ暗で自分も同じ道をグルグル回ってしまっている。

結局恐いけど筑波山を登る道をそのままずっと突き進む。「まぁいいや、夜景を楽しもう」と期待して走っていく。
坂道を登るのはこの車は遅いので、例のごとくガラの悪い車が後ろについてきた。「待ってろ、今道空けてやるから」
と思ってても曲がった道ばかりで全然空けられない。標高300mくらいまで登ったかな、という所で砂利道に入ってしまった。
「小型車以外は通れません」という標識が。SERAは小型だから大丈夫だろ、とどんどん登っていく。
しかし砂利道は終わらず県道表示も消え、やがて周りは木だけに。最後に見た看板は「レストラン↑」のみ。
何だか怪しい道だなと思いながらもずっと進んでいく。だがバックミラーを見てみると…

今まで後ろにいたローリングちゃんが来ない!!!!

それに気づいて初めてゾッとした。オマケにカーステレオでMETALの不気味なイントロが流れてくる。
引き返すならバックで引き返すしかないけど、それはかえって危険だから、そのままずっと突き進む。
体中が冷えてるのに汗がタラタラ出てくる。その場所には自分一人だけ。ジェットコースターの何十倍もの恐怖。
5kmくらい走ったが何も見えてこない。「ゴメンナサイ、nomは山をナメてました」と何もないのに謝った。
行き止まりに突き当たったら、このままここで朝を迎えるまで待つべきかなと思ったら、
いきなり光が!表筑波スカイライン入口と出てる。

無事に山頂近くについた、よかったぁ。

ようやく孤独な山道を抜けて、10分くらいその山頂から動けなかった。
帰り道から見るきれいな筑波山からの夜景も全く目に入らなかった。夜景を見るために筑波山に登ったのに。

久々にこんなスリルを味わった。これだけスリルを味わうためには、遊園地だったら1万円くらいかかるかなぁ。
「夜の山道は恐いなぁ」と何度もつぶやきながら、家へ戻った。

自動販売機ページ「山田屋」たくさんの自販機を紹介してるので見てね!


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