2008.3.7 VENDEX JAPAN

瓶入りぬいぐるみ自販機
こちらは、自販機筐体を作っている会社ではなくて、自販機で使える容器を製造している会社。nomがこの瓶入りぬいぐるみが目に入って、ボタンを試しに押してみたら、瓶に入ったクマのぬいぐるみが落ちてきた。 nom「この容器、クレープ入っている自販機もありますよね？」 担当「はい、東北の方の自販機ですよね、あそこの容器はうちではないですが、うちの容器も使えるかと思います。」 このぬいぐるみの入った瓶は試作段階で、もうすぐ商品化するとのこと。最近出回っているのは自販機に詰められるようにしたお菓子（キットカットなど）だが、 これからは食品だけでなくこういった玩具や日用品も入る容器にも取り組んでいくそうだ。 東罐興業株式会社 http://www.tokan.co.jp
マンゴーミルク　フローズンドリンク自販機
展示会を見ていると会場の熱気でだんだん暑くなってくる。そこで目についたのがこの自販機。 牛乳屋さんの珈琲でおなじみのカップベンダーだ。 担当「どれでもお好きなもの飲んでいいですよ。」 nom「このマンゴーミルクのフローズンって珍しい、これお願いします。」 担当「はい、これは今年の春からの新製品なんです。」 nom「おーっ、これはなかなかウマイですね。」 担当「当社の製品はフローズンもできるんですが、これは一番フローズンに合いますね。下のゴールドキウイも新製品なんですが、 フローズンにはあまり合わないようで。当社は元々幼児用ミルクの会社なので、乳製品は強いのですがそれ以外はまだまだなんです。」 nom「このマンゴーミルクはどこに設置される予定ですか？」 担当「これはかなり好評でして、何社かで販売が決まってます、そちらで展示されてるフジタカさんとか。アペックスさんも販売が決まりそうです。 当社は”牛乳屋さんの珈琲”が大ヒット商品なのですが、それに次ぐヒット商品にできたらいいなと思ってます。」 春からの新製品先取り！どこかでカップベンダーのフローズン飲んだ時は氷の粒が入っただけのドリンクのようだったが、 このマンゴーミルクフローズンはほんとに美味しい！３月下旬頃から販売予定だそうなので、カップベンダー見たらチェック！ 牛乳屋さんの珈琲があるところにはマンゴーミルクもありますよ。 和光堂株式会社 http://www.wakodo.co.jp
汎用自販機　宣伝ディスプレイ付き
次に目についたのがこれ、最初はお宝自販機か？と思いきや、商品が選択できる。真ん中のディスプレイは何だ？と思ったら、 売っている商品の宣伝が見られる。これはまだ販売されておらず、これからいろいろ設置される予定だという。 なかなか目をひきつける自販機で、中に入っている商品次第ではかなり売れそうな。無人実演販売としても使えそうだ。 株式会社ピープル http://www.jidouhanbaiki.co.jp
外国製硬貨対応自販機
こちらはよく見ると普通の自販機だけど、オーストラリアコイン２０セントを入れるとドリンクが出てくる。中古の自販機の中のコインメカニズム装置 を入れ替えることで安く提供することができる。説明をしてくれたのは株式会社ピープルの社長さん、山田屋も見てくれてるそうだ。 社長「以前から海外の札対応自販機はありましたが、こちらはコインにも対応するようになってます。世界の多くのコインに対応させる予定ですので、 どこの国の方でもご相談ください。」 日本の素晴らしい自販機、海外にももっと広がってほしいな。 株式会社ピープル http://www.jidouhanbaiki.co.jp
展示　噴水ジュース自販機・ホット＆コールド自販機
サンデンのブースの前に設置されている。稼動させていればかなりの行列ができる自販機ではあると思うが、今回は展示のみなのであまり人は群がってなかった。 サンデンには稼動品が保管されているのか、と考えさせられてしまう。次回VENDEX JAPANを開催する時はぜひとも稼動させてほしい、100円でも200円でも噴水ジュースを飲んでみたい。 そして隣は昔懐かしホット＆コールド自販機、この自販機は時々非稼動版を見るが実は初めてホットとコールドを両方販売できる自販機として、革命を起こした自販機だ。噴水ジュースも当時はかなりの革命だった。昔はたったそれだけのことで革命が起きるんだもんなぁ、今みたいにインターネットなんて物はないけどそれでも楽しい時代だったと思う。 株式会社サンデン http://www.sanden.co.jp
自販機コーナーの新しい型　REST CUBE
これからは自販機コーナーはこのように変わっていく、未来を感じる自販機コーナー。VENDEX JAPANの中でも特に人が多いコーナーであった。 中には汎用自販機でパンやドリンクが売られていたり、ニチレイのような冷凍食品自販機、カップベンダー自販機がある。 こんな自販機コーナーが各地に置かれて、リモートで２４時間監視され商品状況も常に監視される。 最近コンビニの閉店が目立つが、いずれはこんな施設で跡地利用されるかもしれない。 便利だし省エネで環境にも優しいのは嬉しい。 富士電機リテイルシステムズ株式会社 http://www.frsys.co.jp/
感想
とにかく人が多くて驚いた。商談をしている人もたくさんいた。 毎年仕事でＩＴの展示会へ行くが、大手だけに見学が集中し小さいブースにはほとんど人が寄り付かないようなイメージがある。 しかしこのVENDEX JAPANでは大手ブースはもちろん、小さいブースにも人がたくさん。 担当の最初の一声も「自販機で飲み物飲んでいきませんか？」だから、nomのような商談をしない人にも気軽に話せる。 今回リテールテックＪＡＰＡＮの一部として開催されたようだが、VENDEX JAPANはその中でもかなりの盛況だと思う。 展示しているメーカーの多くは、「省エネ」「ＩＴ化」「電子マネー化」を売りにしていた、アナログなイメージの自販機も徐々にＩＴ化の波は来ている。 ＩＴ化は必然の流れではあると思うが、展示しているメーカーの中には既存自販機の有効利用技術を開発しているメーカーも多い。 自販機で飲料以外に使える容器を開発したり、簡単な装備で宣伝効果が望めたり、自販機にはまだまだいろいろな可能性がある。 未来の自販機と共存しながら、既存の自販機も大事にしていければいいなと思う。